森の漢方薬局 芍薬堂

■お客様の様子
あの方どうしてるかな？とか日々気になります。元気になっていく人を見るのに勝る喜びはないです。
■心の悩み
漢方の考えでは心と体は一体なので、体を元気にするのも心を元気にするのも同じくらい大事。心だけ切り離しても治療しても無理があると思うんです。例えばいらいらするという症状で悩んでいて、いらいらを抑える薬を飲む。元気になればいいですけど、原因が他にあったら治らないのでさらに他の薬も飲むというスパイラルから抜けられないこともあります。現代の人は忙しくて自分と対話する時間もないくらい追い詰められちゃっているのかなって気になります。
■腎
不妊の悩みに関係することです。漢方では「腎」という考え方があります。西洋医学の腎臓とは違うものです。私達の世代は男女ともにとても腎が弱くなってきている（＝生殖能力や生命力が弱くなってきている）と言われています。ただ、もともと弱くても強くすることはできます。小さい時から便利な生活をしないでよく運動をしていると腎が強くなると言われています。漢方でも腎を強くする処方もありますが、やっぱり足腰を鍛えることは大切。昔の人はよく歩きましたからね。

男性だったら冒険とか探検とかしたいです。バックパッカーみたいな感じで世界のいろんなところを巡りたいですね。
時間がとれたら、普通に旅にも出たいです。
香港や台湾、イタリアはとても行きたいですね。
香港は、一度行ったことがあるのですが、漢方の本場なので目がキラキラしちゃいました(笑）地下鉄の改札を出ると薬膳スープみたいなのを売っているスタンドがあるんです。喉が痛いとか疲れているとかその日の体調に合わせて通りすがりの人が生薬を使ったスープを飲んでるのを見て、日常に漢方が入り込んでいて素敵！と思いました。あちらでも漢方薬は高価なものなので、庶民はもう少し薄いお茶の様なものをよく飲みます。日本にも取り入れられないかなって思いすぐ調べましたが、薬事法的には難しいんですよね…
日本で気軽に取り入れられるのはハーブティーかなと思います。ここではハーブも取り扱っています。日本では薬事法的に効能については何も言えませんが、フランスにはエルボストリというハーブについて踏み込んで説明したりブレンドしたりしてくれる薬草店があります。そこにも一度行ってみたいですね。